コラム
プロミス、三洋信販買収の効果
2008/07/31
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ロイターによると、消費者金融大手のプロミスが発表した2008年4―6月の当期利益は前年同期比79.7%増の119億円で、前年度に買収した三洋信販の新規連結効果が寄与したそうです。
三洋信販といえば、顧客リスト流出事件(2004年)や、取引履歴改ざん事件(2006年)を起こした言わば「問題児」でした。顧客リスト流出により架空請求事件が相次ぎましたし、取引履歴改ざん事件は私たち司法書士や弁護士さんが業とする「過払い金請求」に大きな支障をきたしました。現在は「ポケット・バンク」ブランドを全国に展開しています。「信販」と名乗っていますが実際には消費者金融専業会社です。
さて、その母体・プロミスに話を戻しますが、ロイターによると4―6月期の過払い請求に対する返還金は168億円となり、前年同期よりも20億円増加したそうです。潜在的な過払い金債権者(過払い状態であることを知らずに支払い続けているサラ金利用者)はまだまだたくさん存在するはずです。その発掘は私たちの使命でありましょう。