コラム
法務局の登記官ら2人逮捕 岐阜の宅地めぐる虚偽登記で
2008/11/13
9月12日の産経新聞によりますと、岐阜市の宅地開発予定地の競売などを避けるため、不動産会社役員らが虚偽の登記申請をしたとされる事件で、名古屋地検特捜部は12日、偽りと知りながら登記したとして、公電磁的記録不正作出などの疑いで、いずれも岐阜地方法務局の登記官だった男(59)=現司法書士=と登記官(55)を逮捕した、とのこと。調べでは、不動産会社社長(58)=電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕=が、関連会社名義の無担保の土地(約40平方メートル)を約6万平方メートルに修正する虚偽の登記を岐阜法務局に申請。登記官らは平成16年3月、申請通り登記した疑い。
法務局の登記官という公務員が犯した罪でありますが、そのうちの一人が現在は司法書士とのこと。不動産登記法の改正により、登記官や司法書士の権限が強化された感はありますが、このような事件の発覚は法改正を台無しにします。残念です。